11月 08., 2016 / マニュアル
コンテンツを作成する
コンテンツをデフォルト登録の内容ではなく、自作して使用する方法になります。
これによって、ケア樹 for PEPPER は、各事業所様の使用用途に応じて行動をさらに最適化でき、活躍の場を広げることができます。
本節の内容
1.ライブラリーの使い方
2.発言コンテンツを作成する
3.音楽コンテンツを作成する
4.動画コンテンツを作成する
1.ライブラリーの使い方
■「ライブラリー」 のデータを作成すると、ライブラリー画面 で下記のように表示されます。
ライブラリー画面 で登録した内容は、コンテンツ管理画面 で「登録」することで PEPPER コンテンツとして活用することができます。
ここでは、画像とリンク動画のデータの登録を行ってみます。
■ コンテンツ管理画面 より「ライブラリー」をクリックします。
先に画像を登録します。
「+ファイル新規登録」 のプルダウンメニューより 「ファイル追加」 を選択します。
所属グループを指定し、画像データをドラッグするとアップロードを開始します。
水色のバーが100%になったら完了ですので、右上の「×」をクリックします。
尚、音楽ファイルもこれと同じ方法でアップロードできます。
※アップロードする画像の注意点として拡張子があります。
大文字のJPGでは反映されないため、小文字のjpgで画像データを用意する必要があります。変換方法は、コントロールパネル>デスクトップのカスタマイズ>エクスプローラーのオプション>表示 で「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外し、元の画像データの名前を変更します。 変更箇所は拡張子部分のみで、拡張子を小文字で打ち直します。その際、誤った拡張子を入力するとデータ破損に繋がりますのでご注意ください。また、打ち直した後、表示上は大文字に戻りますが、データ自体は小文字になっておりますのでご安心ください。
アップデートが完了しますと、ライブラリー画面 にアップロードした画像が表示されますので、「非公開」のプルダウンメニューを「公開」に変更します。
ライブラリー画面でデータを「公開」にすると同じ所属グループ内では、管理画面にログインできる全員がアップロードしたデータを参照することができるようになります。
次に動画のリンクを登録してみましょう。
「+ファイル新規登録」のプルダウンメニューより「URL追加」を選択します。
登録したい動画のURLをコピーします。
ライブラリー画面の「+ファイル新規登録」 のプルダウンメニューからURL追加を選択します。
登録画面が出ますので、必要情報を入力します。URLのところには、先ほどコピーしたURLを貼り付けます。
情報を入力したら「保存」 をクリックします。
「保存」 しますと、下記のように表示されますので、赤線の「公開」 を選択してください。
これでライブラリーの登録作業は完了です。
jpg、mp3、URLの他、アップロード可能な拡張子は下記になります。拡張子はすべて小文字に統一する必要があります。
( 更新中 )
2.発言コンテンツを作成する
■実際にコンテンツを作成します。
今回は単純な問いの発言コンテンツを作成します。
さっそく、先ほどアップロードした画像を利用して作成してみましょう。
コンテンツ管理画面の「+コンテンツ新規作成」のプルダウンメニューより「発言コンテンツ」をクリックします。
表示したいタイトル、コンテンツについての説明、どのカテゴリーに振り分けるかを選択し、 「スクリプト作成」 をクリックし、発言内容、もしくは質問内容をクリックしてみましょう。「説明」 は下記の画像では入力していますが、必ずしも必要ではありません。
「スクリプト追加」で「発言内容」か「質問内容」を選択すると内容を入力するフォームが出てきます。
①にはPepperが質問するために発言してほしい文を入力します。
②をクリックすると発言と同時にPepperが参照するデータの種類を③にて指定することができます。
質問内容を入力したら、①にてデータを選択しますと、②のように選択した画像など、サムネイルが表示されます。
ここでの操作は、単純にPEPPERに画像を交えて発言してもらう事を目的としますので、ここで一先ず完成と仮定して「スクリプト生成」をクリックします。現在入力中の発言に対する回答など、Pepperの行動を付け足したい時には再度「スクリプト追加」をクリックして作業の指示を増やしていきます。「スクリプト生成」は作業完了後にクリックします。
現時点でのスクリプトが表示されますので確認したら、そのまま「スクリプト保存」をクリックします。
コンテンツ管理画面 に戻り、今作成したコンテンツが表示されていますので、お気に入りの「登録」 を早速クリックしておきましょう。
3.音楽コンテンツを作成する
音楽コンテンツでは、音声・音楽など音源ファイルを取り扱います。
■「+コンテンツ作成」のプルダウンメニューから「音楽コンテンツ」 を選択します。
音楽編集画面 のフォームが出てきますので、必要項目を入力し、ライブラリーに登録して公開してある音声ファイルを選択します。尚、「説明」 とPepperが音源再生時に揺れる「リズム」 は必ずしも入力が必要ではありません。
①の「記録」をクリックするとPEPPERの行動を指示する項目が表示されます。
時刻入力フォームの②と歌詞と歌詞の文字の大きさを設定する入力フォームが表示されます。
②は秒数で設定します。コンテンツ開始である音楽再生スタートから、何秒後に行動を開始するのかを設定(例 00:21=21秒)できます。半角で入力してください。
③は②の時間で同時に発現するPEPPERの行動の追加です。③をクリックすると④の入力フォームが追加され、行動を指定できます。
歌詞の追加方法は2種類あります。
<1> 音楽を再生しながら「記録」ボタンを押して、押した秒数の時点での歌詞入力フォームをスクリプト下部に時系列順に追加していく方法。
<2> 「スクリプト追加」からの追加。
①の「スクリプト生成」をクリックすると、行動内容のスクリプトが②の欄に反映されます。
表示を確認して③の「スクリプト保存」をクリックすれば、音楽コンテンツ作成完了です。
コンテンツ管理画面 に戻ります。すぐにPEPPERに反映するのであれば「登録」 をクリックしておきましょう。
4.動画コンテンツを作成する
次に動画コンテンツを作成します。
赤で囲まれた部分を入力し、「スクリプト追加」 をクリックします。「説明」 と「リズム」 は必ずしも入力の必要はありません。
下記はスクリプト画面 の拡大表示です。
①と④はそれぞれ行動の発現開始時間で、動画再生開始から数えた秒数入力(例 00:05=5秒)になります。半角での入力が必要です。
②は歌詞に入力した内容のプレビューになります。文字の大きさは歌詞のフォームの右のプルダウンメニューから単位Px=ピクセルで選択できます。
③はプルダウンメニューからPEPPERの行動を選択します。
下記の例ですと、プルダウンメニューから、動作と発話の同時行動を選択しています。発話には、発話してほしい言葉を入力します。
同時に複数の行動を追加するには行動の追加をする をクリック、
時間差でPepperの行動を入力するには「スクリプト追加」をクリックし、動画スタートからの経過時間を④部分に指定してから内容を入力します。
入力を終了するときには「スクリプト作成」をクリックします。
スクリプトが作成されたのを確認して、「スクリプト保存」をクリックします。
コンテンツ管理画面 に戻って、先ほど作成した動画コンテンツが表示されます。
PEPPERですぐに利用するのであれば「登録」 をクリックします。これからまだ続きを作成したい場合、登録しないでおくと、PEPPERには反映されません。後ほど続きを編集するには、コンテンツのチェックボックスにチェックを入れて、「編集」をクリックすると先ほどの編集画面に戻ります。
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